ゴリラグルーと新うるしで割れた植木鉢をなんちゃって金継ぎで修復してみました。

台風で真っ二つに割れてしまった植木鉢をしばらく置いていたのですが、 日本でも発売されるようになったゴリラグルーを使って修理してみました。 どうせならと見える場所だけ簡単な「なんちゃって金継ぎ」を施しています。

割れた部分の接着

割れてしまった植木鉢。お気に入りだったので残念でなりません。
今回はほぼ真っ二つに割れていますが、複雑に割れている場合はパーツが揃っているかしっかり確認します。


ゴリラグルーは接着に湿気が必要なので、先ずは割れた箇所全体を霧吹きで濡らします。

接着剤を塗る際は多く塗りすぎると張り合わせるときにはみ出てしまうので塗りすぎに注意してください。

割れた断面にゴリラグルーを塗ってヘラで広げます。

割れた断面をピッタリ合わせて梱包用のラップでぐるぐる、引張り気味に巻きつけるとしっかり圧が掛かります。

固定に使ったのは梱包用のラップです。伸縮性があるので締め付けながら固定することが出来ます。このように円い形状の固定にとても便利です。

パテで割れ目や欠損部分を埋める

一日乾燥させて、はみ出した接着剤をカッターで削ります。
ゴリラグルーは乾燥しても粘りのある強力な接着剤なので 塗りすぎるとはみ出した接着剤を処理するのに苦労します。それだけしっかり接着できているのだと思いながら必死に削ります

隙間や欠損している穴等をパテで埋めていきます。
パテは乾くと若干凹んでしまうので、平らに埋めるのではなく少し盛り上がるくらいにします。

乾燥後、大きく盛り上がってる部分や飛び出している部分を大まかに削ってしまいます。

そのあとはサンドペーパーなどでひたすらヒビが平らになるように削って調整します。

新うるしと金粉で金継ぎ加工

綺麗にパテ埋めができたらいよいよここから「なんちゃって金継ぎ」です。
なんちゃってなので漆は使わず「新うるし」を使います。
この新うるしは、植物性の樹脂で本漆のような質感なのにかぶれたりしにくく 硬化させるためにムロを作って湿度管理する必要がありません。自然乾燥で大丈夫です。

新うるしだけだと粘度が少し高くて塗り伸ばしにくいので、
薄め液と混ぜて粘度を調整します。

目安はパレット上で混ぜたときに刷毛目がゆっくり消えていく程度の硬さ。

ヒビに沿って塗っていきます。

塗り終わってしばらく置いてから金粉(真鍮)を振り掛けていきます。

このような斜めにカットした切り口の木の筒に金粉を入れて使います。

指でリズム良くトントンと叩きながら粉を振っていくのですが、
なかなか慣れるまで難しく ドバッと落ちてしまったり。

はみ出してこぼれた金粉を刷毛で寄せてたりしながら全体にのせます。

丸一日しっかり乾燥さて、余分な金粉を落としていきます。
新うるしと一緒に硬化した部分は塗れたティッシュでゴシゴシ拭いても金粉が取れたりする事はありません。ふしぎです。

ゴリラグルーの強度も十分で引っ張っても外側に引っ張ってもびくともしませんでした。金継ぎした部分もキラリと光ってます。
強度的にも見た目的にも植木鉢としてもう一度。

木を植えて完成

あらたに我が家に迎えたフランスゴムの木を植えてみました。どうでしょうか?自分で修理したからかかなり気に入っております。

日の光を反射して怪しく光る感じがなんともいえません。


今回試したなんちゃって金継ぎはとても簡単にできました。この手間で使えなくなった植木鉢が復活して 再度使えるようになるのなら私はアリだと思います。
食器や繊細なモノ 高価なものにはオススメしませんが、手軽に復活させたいとか、なんとなく金継ぎの雰囲気を出せればいいと考えている場合にはかなりおすすめです。

参考にしていただければ幸いです

ポイント

  • ゴリラグルーで接着する場合は接合面を濡らす
  • 欠損部分のパテ埋めは多めに盛って後で削る
  • 新うるしは粘度が高いので薄め液で伸ばす
  • 粘度は筆の刷毛目が緩やかに消えていく程度の硬さがオススメ
  • なんちゃって金継ぎは あくまでもなんちゃってであると自覚して思い切ってやる

使った道具

amazon